任意売却を成功させるには
任意売却のデメリットも見ておこう
任意売却はメリット面ばかりが注目されますが、デメリットもあります。
デメリットは連帯保証人など一緒に債務を負っている人がいる場合は、その人の同意が必要となること、住宅ローンの支払いが3か月以上滞っており、信用情報機関に掲載された場合7年ほど金融機関から借り入れなどができなくなることがまずあげられます。
さらに任意売却は通常の不動産取引ではないため法律の知識が必要となり、一般的な不動産会社では扱ってもらえないことがあります。
また任意売却を行っている会社に問い合わせたとしてもしっかりとした会社でない場合、逆に自己破産を勧められてしまうなど本来の目的と異なった提案をしてくることがあります。
そのため見極めが大切になり、できるだけ弁護士が主体となっている協会を選ばなくてはなりません。
このほか債権者が考えている金額と実際の売買価格の差が生じ、折り合いがつかないこともあります。
任意売却は交渉を含め時間がかかるので、早めに相談する必要が出てきます。
任意売却を選ぶ場合には多少の手間がかかる
任意売却は珍しいことではありませんし、実際に行ったことがあるという人も多いので簡単にできるのではないかと考える人が多いのですが、実は売却手続きには手間がかかります。
通常の場合と違って任意売却で基本的に自分で手続きを進めなければならず、まずは不動産業者を探すことから始めなければなりません。
懇意にしている不動産屋がある場合には相談を持ち掛けて手続きを進めてもらえば良いのですが、何も情報が無い中でスタートするためには、ある程度の準備が必要です。
良い不動産業者を選ばないと満足のいく取引ができないという懸念もあり、見る目も必要になります。
最近では評判をインターネットで調べることができますので、まずはインターネット上の情報をじっくりと読んでみることが大切です。
査定額をいくつかに依頼してみて、その結果を見ながら決めるのが基本であり、売却を相談する業者選びまで終わればあとはスムーズに進めることができます。